目の付け所が違う

Yamamoto et al. 「Synthesis of Bicyclic p-Diiodobenzenes via Silver-Catalyzed Csp-H Iodination and Ruthenium-Catalyzed Cycloaddition」
J. Am. Chem. Soc. ASAP. (Web Release Date: June 8, 2006)

Ruで[2+2+2]。錯体自体はシンプルなものを使っていますし、基質のジインも一見この手の反応で良く使われる構造をしている。しかし、末端が官能基化されているというのが一番のウリ。このお陰で多置換ベンゼン誘導体が一度に、かつ位置完全制御で入れられるんですよねぇ。確かにそうだなぁとは思うけれど、誰も環化反応の方にばっかり目がいってこんなのやらなかったんですよね。

一つ一つの反応に目新しいところは無いけれど、うまく組み合わせて誰もできなかったことを実現させてしまった好例だと思います。
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by fyama_tani | 2006-06-10 23:11 | 化学:論文絡み