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山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・9:補足)

―前記事(8:西日暮里~田端(ゴール))はコチラ―

何だかんだで1日歩き通しのこのネタ、結構過酷ではあります。でも山歩きとかに比べたらずっと手軽で、安全。

1. 装備が軽装で良い
準備とかまるでいらないです。普通に外出する+地図でOK。足らないものがもしあったらその辺で買えば良いのです。山手線沿線ならば大抵のものは手に入るはずなので。食べ物と飲み物には全く困らないというのは大きい。

2. お金かからない
1. とも関係するのですが、どこか最寄り駅までの交通費のみで済むのです(もちろん、都外からとなるとそれなりの出費にはなるのでしょうが、そもそも東京都外からわざわざこんな事をする人がいるとは思えない)。俺のように沿線に住んでいれば交通費ゼロ。

3. 目的地がしっかりしている
各駅がチェックポイントのような役割を果たしていて、大体それが1~2 kmおき位にあるので、達成感は得やすいのではないでしょうか。後半は流石に飽きたけど。加えてどこでもすぐ中断可能。このエリアは山手線の駅に限らず沢山駅があるわけで、どこかには駆け込めるでしょう。あと、線路沿いに歩けば何とかなるというのは強力な指針となります。逆にあまり地図に頼らない方が面白い。ちなみに今回、まともに地図を見たのは大崎―品川間で線路に関係ないルートを取った時と、鶯谷から日暮里に抜けるルートを探した時くらいでした。

あと、目的地に着いた後の帰り道、ってのは基本的に徒労感が多いものだと思うが、これはスタートとゴールが一緒だからそういうことも無いね。

4. 一日で完結する
今回1周に要した時間は10時間弱で、大体これが平均的な時間みたいです。朝出発すれば夕方には終わります。逆に夜開始すれば、日の出と共にゴール、みたいな感じになるのかも。ただ、結構アレなエリアも通るので、夜中やるならそれなりに慎重なルート選択と覚悟が必要な気がしますが……。

まあそんな感じで、思いついたその日にやる事も可能ですね。ただ、次の日歩けないくらいの筋肉痛になること請け合いなので、連休の初日にやるべきだと思いますが。なるべく平らな道を歩きましょう。都心のほとんどの道に敷かれている点字ブロックが最大の障害かと。

あと、線路長で1周34.5 kmとのことですが、先人のデータを見ると実際には大体40 km位歩かされているらしいです。ほぼフルマラソン。まあ、普段全く運動をしない人でもできた位なので、見た目ほど大変な距離では無いです。多分。

外回りか内回りかは、まあお好きな方を。今回やった内回りの方が楽なような気が個人的にはしました。あのルートを外回りで逆走しようと思った時に、池袋→大塚、品川→大崎あたりがかなり難度が上がるような気がする。逆に外回りの方が楽そう、というのは、鶯谷→上野、秋葉原→神田→東京あたりか。あと、第一京浜と並走する部分(新橋―品川)は前半に持ってきた方が精神的に楽だと思う。後半だと当初予期できなかった位に凹みます。それ位単調なエリア。

結局、「究極の暇つぶし」と言えるのかもしれない。いや実際にはそんな暇無いはずなのですが。
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by fyama_tani | 2006-10-31 23:30 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・8:西日暮里~田端(ゴール))

―前記事(7:上野~西日暮里)はコチラ―

さて、何で内回りを選択したかって事(最早どうでも良いことかもしれないが)ですが、普段使っているのは田端駅の「北口」なんです。

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もう一度載せると、こんな感じね。実は田端駅には出口が二つあって、北口がメイン扱いということになっています。もう一つ、南口というのがあるのですが、実はこの辺に引っ越してきてからそろそろ4年、全く行った事が無かったんですよ。一つはそっちの方に何も用事が無かったから、あともう一点は、駅以外で両者を結ぶような道が見当たらなかったので、一旦そっちから出てしまうと面倒な事になるかな、ということで二の足を踏んでいた、という事です。

そして、「山手線を徒歩 or 自転車で一周している人がいるらしい」という情報をネットで偶然見つけたのは今年の4月くらい。当然、自分が良く使っている田端駅がどういう描写をされているかは気になるところです。

今回の俺もそうですが、どの駅に出入り口が何箇所あるかなんてことは調べず、最初に見つけた入り口をもって駅到達とするのがメジャーみたいです。つまり、田端に関してはルート取りによって「北口に着く人」と「南口に着く人」の2パターンが出てくるわけです。

まず北口をレポートしている人。「地味な駅だ」「あんまり印象に残らない」etc. まあ、自分が良く使う駅、ということを考慮に入れると微妙なのかもしれませんが、納得の行く表現です。

そして南口。

「地方の無人駅かと思った」

「後ろ(北口側)にビルが見えなかったら東京とは思えない」

何て素敵な表現。北口だけ見て「山手線沿線では屈指の地味さだろ」とか言っていましたが、どうやら南口はそれを大きく上回るみたいです。

それを見たのが「山手線を徒歩 or 自転車で一周」というバカ企画だったという事もあり、自分の中で「田端駅南口を見る」と「山手線一周」は深くリンクしてしまいました。これに前後していろいろな経緯から池袋までの定期を持つことになり、南口へ行くことへの障害は完全に取り払われましたが、一周するまでは言ってはいけない場所 <バカ のような気がして、敢えて行く事はしなかったのです。

だから、いつも使っている田端駅北口をスタートとして、内回りで一周して未踏の田端駅南口をゴールとする、という考えに至ったわけです(この区間、山手線の線路はほぼ南北に通っていて、北側が駒込側)。だから、外回りでは駄目だったわけだね。

で、その未踏の地に今足を踏み入れる。

30.田端駅(南口、ゴール)(17:07)
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(ネット上で既に写真は見ていたが)、これは凄い。改札と券売機があるだけのシンプル構成。電車が来たはずなのにほとんど人が来ず、あっという間に人がいなくなる。

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構内。別にタイミングを伺うことなく、無人の写真が簡単に撮れる。自動改札2つって、実家の最寄り駅(何も無い廃墟な小駅)より小さいんですけど。

当然駅前にロータリーなんか無い。それ以前に車が入ってこられない。細い坂を下って入り口。

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ちなみに右の案内板は周辺地図だが、ボロボロ(落書きにあらず)になっていて読めなかった。そんなところも地方駅っぽい。

坂を上ると一応小規模な住宅街っぽくはなっているが、肝心の坂の入り口に「田端駅入り口」みたいな記述は無かったような気がする。忘れ去られているような気がしないでも無い。多分この辺の人とか、西日暮里から来る途中にいくつかあった大きなマンションの住人とかは使っているのだろうが……。

ちなみに、これが同時間の北口。

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そんな貴重だか無駄なんだかな体験で、終了。

一周に要した時間(休憩など含む):9時間28分
家のドアからドアの時間:10時間26分(田端からの帰りに弁当とか買っていたので)

で、筋肉痛で足とか腰が痛いってのは理解できるのですが、左腕が痛いってのは何なのでしょうか。

―9:補足に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-31 23:28 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・7:上野~西日暮里)

―前記事(6:東京~上野)はコチラ―

自分の中で、鶯谷は山手線の中でもっとも存在意義に疑問が持たれる駅のような気がしてならない。当然一度も行った事が無い。地図見てもかなり行きづらそうな場所にあるし。そもそも、上野からそんなに離れてないんだよね。その割には時間がかかったような。

27.鶯谷駅(16:11)
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案の定小さな駅でした。ターミナル駅の一駅隣とは思えん。

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左上の白い建物が駅舎。空中に浮く駅、って感じがしません?

さて、鶯谷周辺というと東京屈指のラブホ街としても有名な訳で、これとここまでで得た教訓「一見発展しているような大きな駅でも、線路沿いはうらぶれた雰囲気であることが多い」を合わせるとどうなるか。

線路沿い→ラブホぎっしり

まだ夕方なのにプロっぽい人たちがたくさん立ってましたよ。時間に協定でもあるのか「金もらっても嫌」と思われたのかは分からんが、声はかけられなかったのが幸い。昼間でも呼び込みがしつこい北千住に比べれば、分別があるのかもしれない。

でも流石にこの雰囲気を歩き続けるのは微妙だなあというのと、後線路沿いに歩けなくなってきた(ここから先何路線もが並走する関係で線路間隔が広くなっていることが原因?)ので、迂回せざるを得ないことに。でもどうやって行けば良いのかまるで分からない。ここに来て初めて真面目に地図と向き合うことに(地図は持ち歩いていたのだが、大崎―品川間以外では現在地の確認にたまーに使うだけだった)。尾久橋通りを進めば良いという結論。だが途中、尾竹橋通りと分岐するところがあって、非常にややこしく出来ている。実は両方とも家の近くを通っているので俺は慣れているのだが、物凄いトラップだと思う。ちなみに尾竹橋通りを進んでしまうと、全然関係無い常磐線の三河島駅に飛ばされて、おそらくそこで止めるでしょう。

28.日暮里駅(16:40)
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ようやく着いた日暮里駅。今回最も苦労した区間。足の疲労も最早限界、更に雨も徐々に強くなってくるし、という事で最悪の一語。後で調べたところによると、鶯谷―日暮里間に横たわる谷中霊園を突っ切るのがもっとも近いらしい(でも分かりやすいのは尾久橋通りを通るルートだそうな)。普通に一般人でも突っ切れたのか……。最後の最後で土地勘の無いエリアに突っ込んだ(日暮里も乗り換えでしか使ったことが無い)弊害がココに。

西日暮里まではまっすぐ進むだけだし、距離もそんなに無いはずだが、最早ボロボロ。しかも選んだ道が人気がまるで無いようなところで鬱になる。ただ一つのプラス要素は、ゴールが近いってことだ(イコールここで止めても歩かなければならない距離はもう大して変わらないから、止める理由が無い)。

29.西日暮里駅(16:55)
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これで山手線全駅一通り制覇! 偶然にも、最後が山手線の中で最も新しい駅になった。あとは田端まで戻って一周を完遂するのみ。

西日暮里へは家からでも歩いていける距離で、実際ここから田端へ行く道も知っているのだが、当初から考えていた「ある目的」のために敢えて線路沿いの変な道(当然そんな道使ったこと無い)へ。

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西日暮里―田端駅間の道。左は森、右は崖(下は線路だけど)。この時間で車も人の通りも無い。東北地方って言っても信じてもらえそうな。写真の通り、大分雨が強くなってきて、とうとう傘をさすことに。

―8:西日暮里~田端(ゴール)に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-31 23:15 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・6:東京~上野)

―前記事(5:大崎~東京)はコチラ―

新橋辺りから上野までは完全な生活圏で、普段もたまに相互間を歩いているので基本的には道に迷うことは無いのだが、問題は神田駅の存在。ここだけは乗り換えでしか使ったことが無く、駅の周りがどうなっているかも全く知らない。しかも地図を見る限り、東京―神田間は素直に行けないような感じだ。そして不安的中。

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「この先行止まり」。車にとって、という可能性もあるので歩きなら何とかなるかもしれないが、今はそんなリスクを背負えるほど足の状態が良くない。結局再度コース練り直し。

23.神田駅(15:15)
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駅から駅へと歩く際に線路を目印にするというのは当然の事だが、この時気をつけないと行けないのは複数の路線に分岐する部分。正しいものを選ばないと大変な事になる。土地勘が無い場所の場合にはそれを走っている電車で判断することにしていて、自分より下を電車が走っている場合は見易いから良いが、高架を走っている場合中々見えない事もある。そういう場合には……勘で選ぶ <大きな間違い

その結果中央線と山手線を間違えて危うく御茶ノ水駅へ向かうところでした。普段なら御茶ノ水―秋葉原間なんて軽く歩ける距離なので問題にならないが、この状況で間違えたらそのままギブアップだったに違いない。分岐点から数十メートル進んだところでオレンジ色の電車が見えて何とか回避。本当、神田周辺は鬼門だった……。

24.秋葉原駅(15:29)
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西アジア地方っぽい民俗音楽のバンドが物凄い客を集めていた。到着直前、雨を確認。まだ傘をさすほどでは無い。このままでも良いから、一周終わるまでは持ってくれ……。

25.御徒町駅(15:42)
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上野までは敢えてアメ横を通る。いつも思うが、何であそこってあんな無駄に混んでるの? 店員も変な人が多いが、歩いている客も客のような気がする。多分他の人から見れば俺も同じ。とりあえずあそこの通貨は1000円なので、1000円以上のものでも「みんな1000円って言ってるんだから、これも1000円にして下さいよ~」って言えば1000円にしてくれそうな気がする。やったこと無いけど。

26.上野駅(15:54)
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上野到着。あと少し! ここまで駅間距離も短いし、知ってる道も多いしという事で快調。雨さえ降っていなければ、ね……。

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上野―鶯谷駅間にて。電車の中から見えて「怪しい建物だなあ」と思っていた「社団法人 日本鳩レース協会」の実物についに対面。当たり前だが、鳩っぽさはほとんど無くて若干残念。

―7:上野~西日暮里に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-30 23:20 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・5:大崎~東京)

―前記事(4:渋谷~大崎)はコチラ―

昼食を食べながら決定したルートがこれ。線路完全無視。

品川までのルート:大崎駅東口から名も無き路地を北に進み、ソニー通り(一企業の名前が通りになって地図にもそう載っているのが凄い。町の名前になってるトヨタに比べれば、なのかもしれないが)に出て東へ行き、八重山橋で第一京浜に入り北へ進路を取れば品川駅(ただ、第一京浜に入ってから思ったより歩かされた)。

所要時間はおおよそ20分強。逆走する場合はソニー通りから大崎駅へと向かう部分が難関か。

17.品川駅(13:10)
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ここから新橋までは第一京浜とほぼ並走しているので、第一京浜をひたすら歩けば良いだけで迷う心配は無い。道も歩きやすいし。ただ、駅間距離が長い。品川―田町間がおそらく山手線での最大間隔。間に都営浅草線の泉岳寺―三田間がすっぽり入る。ほぼ直線ルートでノンストップでほぼ30分。数年以内にここに山手線の新駅ができるらしくて、初めて聞いた時には「これ以上駅必要なの?」と思ったが、すいませんでしたあっても良いと思います。

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品川―田町間にて。歩道橋の上から高層ビルの奥に東京タワーが綺麗に見えた。後で他の人の山手線一周のレポートを見たら同じアングルの写真があった。いかにも都心って感じの風景ですね、確かに。

18.田町駅(13:39)
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凄いトイレ行きたい。でも公衆トイレが見つからない。

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田町―浜松町間にて。ここの屋台舟(?)って使われてるのかそれとも墓場なのか。

この辺まるで土地勘無い(品川ははるか昔に一度使っただけ、田町は全くの初、浜松町は数回使ったが第一京浜側には行ってない)けど迷う心配だけは無く。

19.浜松町駅(14:02)
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第一京浜から数百メートル奥に入らないといけない。ここまで歩き続けた足にはその微妙な遠回りが結構キツイ……。

延々同じ道をまっすぐ歩いていると鬱になる、ということが分かる。この辺りが疲労の第1ピークだった。新橋までは敢えて線路に接近した細い道を選択。でも行き止まり食らったりして徐々に離れていったら結局第一京浜に入った。

20.新橋駅(14:22)
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第一京浜エリアもこれで終わり。ここから先は結構知っているところも多い。

有楽町までのガード下には飲み屋がぎっしり。時間が時間なのでどれも閉まってたけど、凄い楽しそう。新橋のサラリーマンっていうと、テレビでは「駄目サラリーマンの典型」みたいな描写をされることが多いけれど、大企業の本社が集まるこの地域を本拠にしている人たちは間違い無く勝ち組だろう。20回位死んでも到達できなさそうな領域だ。

21.有楽町駅(14:36)
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銀座と言えば社会の高層階級に集まる人たちの街、と思うかもしれませんが、その定説を覆すために東京駅まではこんな道を通ってみました。

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本当に銀座から徒歩3分(有楽町駅からなら1分)のところか。しかも真昼間。店らしきものが並んでいるが、全部閉まっている(新橋のガード下のように飲み屋だから営業時間外、ということでは無さそう)……。当然人通りは全く無い……。

22.東京駅(14:52)
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押しも押されぬ日本の中枢駅。ここまで来れば全行程の大体3/4。ラストスパート!

―6:東京~上野に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-30 23:13 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・4:渋谷~大崎)

―前記事(3:新宿~渋谷)はコチラ―

人通りも少なくなってきて、「渋谷抜けたかな?」と思ったらこんな建物が。

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今回その存在を初めて知った、マイナーな方の渋谷駅(新南口)。恵比寿方面に大分あるってから突然あった。これが渋谷? という位、人気は少ない。

13.恵比寿駅(11:15)
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数ヶ月前に初めて降り立っただけ、という駅。次の目黒方向に行こうとしたらいきなり物凄い上り坂で、凹む。気分替えのために普段飲まないコーラを飲みながら歩くことに。

目黒までは、線路こそ見失わないものの、何度も上り下りがあって結構キツイ。基本的に線路は歩道の下にあるので、時々先を見渡してコース取りができるのが幸いか。

14.目黒駅(11:41)
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でも最後の最後で見失って通り過ぎそうになりましたが。

15.五反田駅(11:56)
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目黒、五反田と乗換えでしか使ったことが無く、次の大崎に至っては一切使ったことが無い。でもこの辺りは比較的駅間距離が短いのがありがたい。

五反田から大崎へは目黒川を渡る必要があるが、工事で使えない橋があったりして割と面倒。大崎付近は再開発工事中らしく、工事現場っぽいところを抜けていく。

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五反田―大崎間にて。目黒川にかかる橋の一つ。橋から放水? どういう仕組みになってるんだろう……そして何の意味があるんだろう……。

16.大崎駅(12:12)
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大崎―品川間が一般に言う最難関とされているらしい。両駅に対して線路が大きくV字型を描くようになっているので、正直に線路沿いに行こうとすると大きく迂回する形になってしまうという事、しかも線路沿いに道が通っていないらしく、迷いやすいという事らしい。ここまで約5時間歩き通しで、軽く足も痛い。そんなわけで線路沿いに行くことは止めて、出来る限り直線的に品川へと向かうルートを取るという方針を採ることに。

大体ここで折り返し、ということでここで昼食を食べながら、品川までのルートを決定することに。

―5:大崎~東京に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-30 23:06 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・3:新宿~渋谷)

―前記事(2:池袋~新宿)はコチラ―

タイムズスクエアは新宿駅前のはずだが、歩いているうちにシームレスに代々木駅前に。でもタイムズスクエアはいつまでも新宿駅前。

10.代々木駅(10:14)
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代々木―原宿間にて。ここを電車で通る時、間に誰も使っていないようなホームがあって、「何のため?」ってずっと前から疑問だったが、外から見ても厳重に施錠されていて、入れそうに無い(白い柵の向こうが電車のホームっぽくなっているのです)。帰宅後調べてみると、「宮廷ホーム」と呼ばれる天皇専用、皇太子以下他の皇族ですら天皇の付き添いという形でしか使用を許されないというスペシャルVIPホームだと知って驚愕。もう5年くらい使われていないらしいが。それ以前に天皇も電車使うのかと。

11.原宿駅(10:33)
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駅のキャパシティと実際に利用する人数とが一番釣り合っていない駅だと思う。駅前がいつも歩けない位の人ごみってどうよ。あとブックオフ行きたい。

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原宿―渋谷間にて。「岸体育館」と書かれているが、体育館という感じの建物じゃないよなぁ……という建物を横目に見ながら。

12.渋谷駅(10:53)
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メジャーな方の渋谷駅。ここから先、乗換えだけ、とか1回しか使ったこと無いという駅ばっかりで、しかも普段電車で通ることも無い未知の区間へ。

―4:渋谷~大崎に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-29 21:28 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・2:池袋~新宿)

―前記事(1:田端(スタート)~池袋)はコチラ―

昔引越し先を探していた時、分不相応に安い物件が他の大都市に比べて多かったのが池袋で、「何で?」と思っていたのだが、それに対する答えが見つけられたようなスラム街っぽいところを通過していると、突然雰囲気がハイソなものに変わって目白。

6.目白駅(9:08)
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初めて来た。学習院って駅のすぐそばにあったんですね。学習院には天皇につながる血筋の研究者がいるらしく、その人が研究費の申請書を書くとあらゆるものに100%の確率で通るのだそうな。恐るべし天皇パワー。

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目白―高田馬場間にて。切手の博物館。こういう建物が普通に違和感無く存在できるのが目白クオリティ?

目白駅からしばらくはハイソな雰囲気が続く。それが終わると次の高田馬場。全然相容れない両駅の雰囲気が隣り合わせになっているのは面白い。

7.高田馬場駅(9:22)
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次の新大久保まで、距離も大して無いし、実際そんなに時間もかかっていないはずだが、何か物凄く歩かされた気がした。西戸山公園を横目にあまり建物が無いエリアを歩いたからかもしれない。

8.新大久保駅(9:40)
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ここも初めての駅。噂通り、貼り紙の韓国語率が高い。

途中、西武新宿駅を横目に見て新宿。西武新宿駅と新宿駅って思った以上に離れてるのね。代々木までは「新宿駅エリア」を抜けるような感覚。まだあまり慣れていない頃(5~6年前)は素で迷ったりしてたよなぁ……。

9.新宿駅(10:03)
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紀伊国屋で本が見たいが、先はまだ長いので断念。ここから先はまた土地勘復活。

―3:新宿~渋谷に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-29 21:19 | 雑記

山手線を一周してみようか。徒歩で。(061022・1:田端(スタート)~池袋)

世の中には暇人が多いもので、「山手線を徒歩 or 自転車で1周する(山手線一周)」というネタがあるんですよ。

ま、早い話が「都心だって広い」という事を体感しましょうという事だと思うのですが。

で、何の因果か今の私の最寄り駅は田端、あまり知られていません(東京在住の人にも良く「知らん」って言われる)が山手線の駅です。

つまり、自宅から歩いて一周できてしまうのです。

という事で、実際にやってみました、という話。

ちなみに、自転車を使わなかったのは新宿とか渋谷辺りの人が多いエリアを通過できる気がしなかったことと、半周くらいしたところでギブアップした時に電車で帰れないから、という2点によってます。チキンです。

ネットで調べた感じだと10時間位かかるとの事で、あんまり遅くなっても明日に支障が出そうだな……、ということで6時に目覚ましをかけて前日は寝たのですが、起きたのは7時。そういった神のいたずらを越えて、出発。

ルール
・山手線の各駅29駅を田端から順番に全駅回る(順番に回れれば、必ずしも線路沿いに歩く必要は無い)
・コースは内回り(反時計回り、田端―池袋―新宿―渋谷―品川―東京―上野―田端)を選択(理由は後述)
・駅に着いたら駅名の写真を撮る(山手線はJRの路線なので、私鉄の駅とかが隣接している場合でも出来る限りJRのものを。これ以降に全部載せました)

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自宅付近(7:10、以下駅の到着時刻=写真を撮った時刻)

ちなみに、ドラマ「トリック」で山田奈緒子が住んでいるという設定になっていた場所はこの近くです。あの描写が必ずしも「やり過ぎだ」と言えないのがつらいところ。

1.田端駅(7:23)
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島田荘司の『異邦の騎士』に記憶喪失の主人公が、自分が住んでいたとされる家を探すために、ちょうどこのコースの逆、すなわち田端駅から俺の家がある方に歩いていくシーンがあります。20年位前の作品だが、意外に変わって無いと思うぞ。

あと今の家を契約するときに、不動産屋に「駅から徒歩何分にしましょう?」って聞かれて「10分くらいじゃないですかねぇ(下見の時に自分で計っていた)」といったらそういう事になっていた。実際は信号待ちで引っかかったりすると13分くらいかかるみたい。

毎日使っている駅ですが、山手線にしてはどう考えても地味です。ここから本格的な一周開始。

池袋までは定期区間です。駅周辺なら微妙に土地勘があったり。

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田端―駒込間にて。2006年10月現在山手線唯一の踏切はこんなところに。歩いていて凄く眠かったのでジュース購入。飲んだらある程度目が覚めた。

ちなみに、一周ユーザーにとってこの区間は難関の一つらしいです(線路から思いっきり離れるからね)。確かに一度歩いたことがあるから迷わず行けたが、土地勘が無くて初めてだと分かりづらいと思う。田端からこの踏切までが最難関か。

2.駒込駅(7:39)
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これは田端側。巣鴨側に行くには一気に坂を上る必要がある。

3.巣鴨駅(7:53)
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お年寄りのための町=地味、というイメージを持たれている駅だと思うが、駅周辺は田端なんかよりずっと栄えてます。

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巣鴨―大塚間にて。最近、「山手線内にゴルフが出来るところはあるか?」という話になって、「そんな施設見たこと無い」という結論になったのですが、実は凄い身近なところに打ちっぱなしがあった。分かりづらいがそれがこれ。

4.大塚駅(8:10)
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駅前の公衆トイレに入ってあまりの汚さに凹む。定期パワーで構内のトイレを使えば良かった……。

この先、池袋までは線路沿いに歩けなくなる、いわゆる難所。ただ、この辺までは何も無いエリアなので、ちらちら見える高層ビル群を目指していけば池袋エリアに入る。入ってしまえば土地勘がある所なので駅までは余裕。これが逆(池袋から大塚を目指す)だったら地図無しでは無理だったと思う。

5.池袋駅(8:37)
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立ち食いそばで軽い朝食。ここから先は電車でこそよく通るが、あまり土地勘の無いエリアに入る。

―2:池袋~新宿に続く―
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by fyama_tani | 2006-10-29 21:13 | 雑記

戸川昌子『大いなる幻影』/佐賀潜『華やかな死体』

No.48
講談社文庫:1962
☆☆☆☆☆
「奇蹟でございますよ。教祖様が手を触れただけで、あなた、焼けたバイオリンがもと通りに生れ変わったのですわ、それもそれだけではないんですよ。もっと驚くべきことには矢田部寿和さんの、どんな医者でもなおせなかった指が動き出したんですよ。ああ教祖様の偉大な力。」
『大いなる幻影』

ガチガチの胡散臭さ。
 僕にはお伽話のミステリーは書けない。あくまで現実を直視し、現代のゆがんだ断層をとらえ、僕なりの批判をしたのが、この小説である。
『華やかな死体』――作者の言葉から――

「事実は小説より奇なり」を地でいこうか。

第8回江戸川乱歩賞受賞作(2作受賞)。こんな感じで、全集の形で文庫で2作まとめて読むことができます。

この回は候補作も凄い豪華で、もっとも激戦だったと未だに語り継がれる回。偶然ですが鮎川哲也賞も第8回が最激戦と言われてますね。

ただ、激戦というのはあくまで候補作の出来が拮抗していた結果でしかなく、それがイコール「受賞作が凄い」とはならないと思うのです。まあ普通に考えれば落選作も日本を代表する作品となっているわけで(天藤真『陽気な容疑者たち』、中井英夫(塔晶夫)『虚無への供物』)、凄くないわけが無いと思うのですが、読んでみないことには。

で読む。

まず、『大いなる幻影』。冒頭にバラバラないくつかのエピソードが提示されますが、基本的な舞台となるのは女子専用のアパート。ここに長年暮らす老女たちに一つ一つ焦点を当てる構成が取られています。どの登場人物も一癖ある、という感じで、どことなく暗い雰囲気で物語が進行します。

中盤以降、新興宗教「三霊教」が関わってくる辺りから、物語はどんどん混迷の度を深めていきます。そして、道路拡張に伴うアパート全体が移動される工事開始とともに、ついに謎の真相があきらかに!

と思ったら、そう来るかみたいな仕掛けが。最近の作品と比較しても古さは感じないし、むしろ先取り? みたいな感じです。これは凄い。なんかこれ以上はネタバレにつながるから上手く説明できないが、一度読んでみた方が良いかも。そして一度読んだらもう一度序盤を読み直してみて。大胆な仕込みにびっくりです。

関連本→
桐野夏生『OUT』:こちらも女性たちの群像劇。暗いトーンながらリーダビリティは高い。

続いて『華やかな死体』。『大いなる幻影』がこちらの作者の言葉である「お伽話のミステリー」ならば、こちらはリアルもリアル、検事を主人公に据え、殺人事件の発生から容疑者の特定、逮捕、起訴に至るまでの証拠固め、起訴、裁判での相手弁護士との法廷戦と、「ノンフィクション?」みたいな作りになっていて、非常に対照的。

基本的に容疑者には言い逃れができないような証拠があって、でもそれをどのように弁護士が「無罪」となる戦略を練るか? という点は、不可能であると主張する犯人に対して可能であることを証明する、一般的なミステリとは逆の形態であると言え、それはそれで興味深いです。

惜しい点は、検事側からの視点に終始してしまったせいで、弁護士の巧妙な戦略に関する説明がおろそかになっている感があったこと。結局どういう意図だったのか、そしてそれが判決にどのように効いたのかがイマイチ見えなかったのが歯がゆいです。あと、これは実際やったら「問題作」認定で世に出ることは無かったと思うのですが、ラストは分からない、という結論の方が良かったんじゃないかなあ。少なくとも、主人公の城戸検事の中では完全に解決していると思うので。

関連本→
野沢尚『破線のマリス』:時を経て、「主人公にとって事件が解決してさえいればOK」なこんな作品が、「問題作」とは言われながらも乱歩賞を受賞することになりました。これを読んだ後に『華やかな死体』を読めば、言いたかったことが何となく分かるかも。

2作ともそうそう読めるレベルではない、極めて高水準な作品だと思います。それが1冊にまとまっているとは実にお得。個人的には、『大いなる幻影』の方が好き。
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by fyama_tani | 2006-10-29 20:09 | 本:国内ミステリ