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ジャポネ@有楽町 (スパゲッティ)

No.62

食べログ

08/10/18 訪問

場所:JR有楽町駅から銀座方面へ。銀座インズ3の1F奥にある。有楽町線銀座一丁目駅からも近いと思う。

客層:オッサン系が多い。ただ以外だったのは、そんな中女性一人客も結構いた点。

店内:銀座インズの通路に唐突にカウンターがある。故に歩いている人からは丸見え。まあ、奥まった場所なのでこの店目当てじゃない人はほとんど通らないのだが。清潔感は全くない。

予算:1000円以下。

有名店で絶賛している人も多いが、こんな店もう二度と行くか。あらゆる点で不満がある。

行ったのは11時半くらい。この時点で20人弱の待ち。時間があったのでまあ良いか、と待つ。20分くらいして席につく。ここまでは良かった。何故そこから更に20分以上待たされないといけないのか。

理由ははっきりしているが。ここはテイクアウトも受け付けていて、昼時にはまとめ買いしてテイクアウトする、という人が多い模様。そしてテイクアウト用のものを来店して長い行列を経てカウンターに座った人よりも優先して作っているわけですな。だから目の前で何10人前といったスパゲッテイができていく様子を見ながら、自分の前には注文した品が全く来る気配がない。

そして本当の問題はココから先。これだけなら、「ああテイクアウトの客にも出来立てを食べてもらいたいんだろうなあ、ここはそういう方針なのかあ」と納得できる範囲。そうじゃないのは、この店テイクアウトの客も馬鹿にしているとしか思えないから。

指定した時間に来た客が名前を名乗ってもまず店員がそれを把握していない。更に約束の時間通りに来た客に対しても、「○○時(予定時間)だろ? だったらまだ待ってもらえ」と全く時間を守る気なし。自分が見ていた限り、時間通りに来て受け取れた客はゼロだった。そのくせ、予約の電話に関しては、平気で受け取り時間を1時間後に指定したりする。あらゆる点で客馬鹿にしてね?

んで、肝心のスパゲッティの味がうまければ救いようがあるのだが、そんなことないし。和風味とかいってもこれキュー○ーあたりが出してたパスタソース使えば出来る味じゃね? みたいな。

確かに値段は安い。そしてそれに対する盛りも悪くない。でも、それ「だけ」で良いのか? 銀座・有楽町エリアって味にうるさい人が多いというイメージだったが、実は全然そんなことない、値段さえ安ければ味は二の次三の次、店汚くたって構わない(事実、カウンターに虫の死骸が転がっていたり、皿からあふれた麺を親父が手づかみで載せなおしていたりしていた、これは自分が知っている下町の小汚い食堂と比べてもひどいレベルだと思う)、という人の巣窟だった、とこの店が証明してくれた、って感じだなあ。
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by fyama_tani | 2008-10-18 23:13 | 都内食事

洋食たけだ@築地 (洋食)

No.61

公式

食べログ

08/10/18 訪問

場所:日比谷線築地駅から築地場内へ。魚がし横丁8号館内。

客層:場所柄プロっぽい人が多い。土曜で観光客と1:1くらい。年齢層はやや高め。

店内:細長い店内の一番奥が厨房。席は両サイドの壁にカウンター形式であるのみ。

予算:1000~2000円。

築地で敢えて寿司以外のものを攻める企画。ここは様々な魚介類を洋食スタイルで食べられる店。調理法としてはフライとバターソテーが中心なのだろうか。

これからが旬だというカキが気になったので、カキのバター焼というのを食べてきました。

これが想像以上に凄いものでして。5cm超えるんじゃないかという大粒のカキ(ソテー後でこのサイズだ)が6個カリカリに焼いたベーコンと一緒に出てきた。この見た目でうまくないわけがない。また醤油ベースのバターソースがカキの風味に合うのだな。

他のメニューも凄いものが多い。マグロの尾肉ステーキはその名の通りマグロの尾の部分が骨付きで出てくる豪快なもの。これらに追加でフライ類をつけることも可能。更に100円プラスでご飯にカレーをかけてくれるとか。物凄い組み合わせだ。

ソテー類で使われているバターソースは一度食べる価値アリだと思うので、ソテーに半フライ付けが良いのかも。アナゴとかも気になる……。

接客もまあまあ。神保町の「キッチン南海」のような殺伐としたものを想像していたのだが、以外と普通だった。いたれりつくせりみたいなのを期待しなければ問題ないのでは。そもそも業務用の施設なわけだし。

唯一残念だったのはライスの質。自分の嫌いな水気の多い炊き方だった……これさえ改善されれば完璧。

有名寿司店が数十人単位の行列を作っている中、ココはせいぜい待ち1組くらいという混み具合だったし、下手な寿司屋行くくらいなら絶対ココが良いですよ。「築地らしい、でも寿司じゃない店」として話の種にもなるだろうし。
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by fyama_tani | 2008-10-18 17:21 | 都内食事

麺屋はつがい@朝霞 (ラーメン)

No.60

公式

食べログ

ラーメンデータベース

08/10/12 訪問

場所:東武東上線朝霞駅南口を出て線路沿いに志木方面へ。徒歩3分くらい。

客層:地元民っぽい人が多い。夫婦連れの率が高いという印象。

店内:この手の店にしては珍しく、テーブル席中心。カウンター席は数席。

予算:1000円前後。

そもそもこの界隈はラーメン屋自体が少ないので、地元の人が休日の食事に使う、というのも多いのだろうなという印象(和光市にできた「てつ蔵」も似たような感じ)。それを考慮すると、テーブル席中心というレイアウトは非常に理にかなっているのでは。1人客にとっては回転率がそんなに良くない+時間つぶし用の雑誌コーナーの雑誌が古い、汚い、というマイナス点があるけど。

ここはつけ麺がウリということでつけ麺。魚介系の非常にありがちな感じ。他の店と比べてすこしどろっとしているような。そしてこの店はスープ割り用のスープが最初から一緒に出てくる(そば湯的な感じ)。

正直つけ麺だけだとどうってことないな、という感じだったのですが、このスープを入れると味が激変、魚介の香りが立った非常においしいスープに。付け汁がぬるい(そもそもつけ麺自体食べているうちにぬるくなることが避けられない食べ物なのに何故最初からぬるいつけ汁を出すのか一般的には理解できない)のも、濃い目に作ってあるのも全てはこのためとしか考えられない。これは麺を全て食べ終わってからでは勿体無い。半分くらい食べたところで徐々に割りながら食べると非常に楽しめる一杯になるのでは。
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by fyama_tani | 2008-10-18 16:59 | 都内食事

日本人はどこに行った

最近ずっと疑問に思っている点があるので、まとめてみる。

例えばmixiって、のべIDだと一千万超えてるわけじゃないですか。もちろんイコール実際に使用している人数ではないだろうけど、数百万単位と言われてますよね? まあmixiは国内だとかなり大きい方だから、としても、ブログとか何とかみたいな要は「会員登録が必要なサイト」で会員数公称数万~数百万っていうウェブサービスは凄い数あると思う。

自分はほとんどそういうものをやらない人間なのですが、そういうところを覗くと、確かにいろんな人が関わっているんだろうな、という雰囲気はある。書き込みの量とか。会員制じゃないけれど、その最たるものが「2ちゃんねる」ではないだろうか。最近では疑問点を検索すると大体同じような疑問を持った人の問いかけとそれに対する答え、というのが引っかかってきたり、物を調べると素人のレビュー記事が引っかかってきたりするようになりましたね。

ですが、先にも書いたように自分はそういうのを「自分から」一切やらないんですよ。会員登録してるサイトなんてごくわずかだし、「2ちゃんねる」には書き込んだことないし、アフィリエイト広告の類もクリックしないし。疑問があるという点はまさにココ。じゃあ誰が質問したりそれに答えたりレビューしたり音楽作ったり動画作ったりしてるのよ?

いや、これだけだと「お前がやらないだけで周りはみんなやってんだよ、この引きこもりが」って話だが。でも日本の総人口1億二千万だとして、そのうち幼児とか寝たきりの老人とかはさすがにPCやらんだろうから実際にPCを触ってる人はもっと少ないとすると、まるで数が合わないと思うんですよ。

そして自分の周りに関しては、少なくとも環境的にはこういうことができる人が多い。でも、全くやってる感じがない。それだけなら黙っているだけ、と考えられるけど、その中にはかなりの数の「PCが使えない人」が存在する。ブラウザすらまともに立ち上げられない人に今まで挙げたことをやるとか無理だろ。

そうなるともっと実数は少なくなると思う。でもそうするとその限られた人たちは24時間PCに貼り付いていないといけないような気がしてきてしまう。これはニートでも厳しいだろう。体力的に。

具体的な数字を挙げていないのはあくまで感覚的な次元で考えているから。でもネット上にある情報量とそれを形作る人たちの数量的なギャップの違和感がぬぐえない。それこそGoogleあたりが「ネット上の書き込みを自動生成するソフト」を開発して流してでもいない限り無理なような気がする。

こういうことを考え出すと本当「今自分が見ている世界は全て仮想現実である」というちょっと危ない考えに走りかねない。自制。でもこういう感覚をうまく説明できる理論とかないものですかねえ。

ということでこの問題はネット上だけのことではない。例えば日本でトヨタといえば超勝ち組企業の代名詞、日夜子請け孫請け会社の工場でトヨタ製の車が大量に製造されている、というイメージなんだが、

そんなにたくさん車を作る必要ってあるのか?

やっぱり日本の人口一億二千万人から考える。免許持ってない人は(ほとんどが)車を持つ理由がないので全て除外する。で、今いくらモータリゼーションといっても、1人2台以上車を持っているというのは少数派だろう。まあまだここまでは良い。業務用とかが占める割合も大きいだろうしね。

ただ、毎週買い換えたりするもんじゃないだろう、自動車。そう考えると結構市場として飽和しているような気がするのですが。国外市場、という話もあると思うが、これも飽和気味のような気がする。第三世界とかなのかもしれないが、あの辺りだと新車よりも中古車にニーズがあるような気がする。これだと車の生産とは若干ズレるような。

それ以上に重要なのは、自動車メーカーはトヨタだけじゃない。良く知らないけど国内国外いっぱいあって、それなりに作ってるんだろう。トヨタだけでも全然実数と合ってないような気がするのに、他の会社が作ったものはどこ行くんだ? でもちゃんと道路走ってるしなあ。

何か、今「実はトヨタ(別にここ何でも良いんですが)の関連工場で作られているとされる自動車は公称の半分以下で、それ以外のラインは日本政府からの極秘の依頼による兵器製造に回されている」と言われたら4秒くらい信じてしまいそうだなあ。

いい加減長いですね。でも、不思議な点はまだあるんですよ。

自分はコンビニか食堂・レストランの類、そのどちらかにはほぼ毎日行く、という生活を送っているのですが、最近店員の外国人率が異常に増えたような気がする。というか日本人がいない。店員同士の会話が中国語、なんてのが全然珍しくない。一昔前だったらこういうところってフリーターな人たちが良くバイトやってるってところだったと思うのだが、一体この人たちはどこに行ったのだろうか。

一つ考えられるのは日雇い派遣の台頭だけど、一連の問題で日雇い派遣という業種自体が微妙になった今、じゃあ戻ってきてるのか、というとそんなことはないと感じる。でいろいろ調べていくとどうもこういう職種、募集かけても日本人がそもそも来ない、という状況になっているそうだ。

いくら少子化といっても丙午とかセカンドインパクトで地球人口が半減(だっけ?)とかいうわけではないし、ここまで劇的に減ったというのは何か裏であったんじゃないか、という気になって仕方ない。


ここまでをまとめてみよう。

1. 実際にネットをやっている人とネット上の書き込みに差がありすぎる
2. 車とか、そんなに買い換えない的な品物なのにあんなに作ってどこに行くのか
3. 店員とかなんとか、働いている人たちから日本人が消えた

これ、どれかを立てようとすると矛盾が出てくるんですよ。こうやってまとめて気づいたことですが。

例えば、3.の理由が、日本人はパラサイトとかニートとか何とかで引きこもっているから、とすると、その人たちが24時間書き込みを行っていると仮定すれば1.の理由にもなる。でもそれだと外出する時間がないから車を買うわけがない。となるとむしろ車の消費量は減ってしかるべきで2.と矛盾するとか。

あと、1.の理由が、お前が負け組だから想像ができないだけで、超勝ち組の人たちはお前の10倍仕事をしながら10倍ネットを活用してるんだ、というのも×ね。勝ち組の人はたくさん車を買う、とすれば2.も満たすし、そもそも勝ち組の人はコンビニでバイトなってやってられるか、とすれば3.も一見満たすけれど、日本人が消えているのは何もバイトレベルの話だけじゃないですから。管理職級のポストでも日本人採用が減っている、というのが自分がいろいろ見た限りの率直な実感。

本当、100年後くらいのWikipedia的なものの「日本人」の項には、「(かつての)ユダヤ人と同様、独自の国家を持たない民族。21世紀初頭まではアジア圏を中心に一定数が存在したが、最近では急速にその数を減らしているのが現状」って書かれてるかもしれんね。どうでも良いことだけど。
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by fyama_tani | 2008-10-05 17:23 | 雑記

2008年9月くらいに読んだ本

強迫観念か何かのように読んだような気がしないでもないが、実量が大したことない。山篭りでもした方が良いのだろうか。

貫井徳郎『被害者は誰?』
No.155
講談社文庫:2003
☆☆☆

短編集。刑事の主人公が解決できなかった事件を、探偵役の先輩に持ち込んで解いてもらう、というありがちといえばありがちなタイプ。

単純な伝聞という形ではなくて、作中作の形で事件が示される、という点がちょっと変わっているかも。「探偵は誰?」はその中でも珍しいタイプ。ここでは犯人だけじゃなくて事件を解く探偵は誰か? というのも主題になってくる。これは作中作ならではの趣向、って感じがして好み。

小峰元『アルキメデスは手を汚さない』
No.156
講談社文庫:1973
☆☆☆

随所で絶賛されている作品。最近になって復刊されてまた手に入りやすくなったらしい、ということで読んでみた。

いわゆる「今の若いものの考えは分からん」というのが主題になっている作品。30年前に書かれた作品であることを踏まえると、時代が変わっても大人が子供の考えを理解できないのは変わらないんだなあということを認識させられる格好のテキストであることは確か。

だから逆にこれが突出して凄い、とは感じられなかった。乗船人数に関するトリックとか、高校生ならではなトリックが結構面白かったので、そちらにもっと重きを置いた内容の方が面白いかな? と感じた。実際にはこの辺の処理がかなり偶然に頼った形になっているのが微妙。

筒井康隆『富豪刑事』
No.157
新潮文庫:1978
☆☆☆☆

ドラマ化されたことで存在を知って、何となく気になっていたのだが今まで読まなかった。著者はSFでは大御所な人ですね。

4つの短編からなっていて、いずれも大富豪の息子である主人公が金の力を使って解決する、という内容。常識外れの金を右から左へ使える(しかも金だけでなく、有力者とのコネも網羅している)というのは、普通の人間には絶対に不可能なことであって、つまり根本にあるのは超能力者という設定の主人公、と同じなのかなあと感じた。そう捉えると本作品も一種のSFと見なせる。

ミステリとして面白い点は、当時にしてはかなり珍しいと思われる、メタ構成をかなり意識した内容にあると思う。一つ一つの短編いずれにもかなり実験的な試みがあるので、分量の割にはかなり読んだ感になる。その造りが面白いなあと。ドラマがどんなものだったのかは知りませんが、本作はもっと評価されるべき作品だと思う。

北村薫『盤上の敵』
No.158
講談社文庫:1999
☆☆☆☆

この人の書く作品って、一見ほのぼのとしているようで、その実人間の暗黒面の描写には容赦がない、という印象がある。ただ、前者の印象が強いから後者が隠れがちになっているだけで。

そういう意味では、この作品は後者を前面に押し出したもの、と言える。ダメな人も多いと聞くけれど、それは前者のイメージでしか氏を捉えてなかった人なのかな、と思った。

逆に言うと、そこで読者に媚びて毒を薄くしないところが、何度も候補に挙がってついに『容疑者Xの献身』で直木賞を獲った東野圭吾と何度も候補に挙がって未だに獲れていない氏の違いなのかも。大ネタバレなので詳細は書けないですが、この作品、『容疑者~』に負けない話の上手さと大トリックが決まった作品だと思います。特に『容疑者~』を読んだことがあるがこちらは未読、という人は是非。びっくりするから。

筒井康隆『ロートレック荘事件』
No.159
新潮文庫:1990
☆☆☆☆+

『富豪刑事』を読んだからにはSF界の巨人が書いたもう一つのミステリの傑作を読まねば、ということで。

若干微妙なのは、「大トリックがある」という前提で読まないとかなり読みづらい点。意図的なのか何なのか、凄く文章が分かりにくかった。あと、登場人物の描写も画一的な感じ。

まあラストで期待以上のことやってくれましたけどね。『十角館の殺人』のちょうど真逆を行くようなトリック? 系統としては『イニシエーション・ラブ』が近いかな(これ以上はネタバレですね)。これぞ映像化絶対不可能。小説ってメディアはこういうことができるから面白いと感じるのですよ。読んで「?」な人にも作者自身の詳細な解説があるから、安心(個人的には自分でやるべき作業な気がしますが……)。

東川篤哉『館島』
No.160
創元推理文庫:2005
☆☆

ときどき「お館さま」なミステリを読んでみようかと思うことがありまして。瀬戸内海の小島に建つ、地元では有名とされる建築家が立てた建物(ただし物語が始まる前に、その建築家はその館で変死している、という設定)が嵐で孤立するというベタ設定。別に島にはその館しかないわけじゃなくて、普通に人が住んでるから厳密には孤島というわけではないのですが、他の島の住民は一切出てこない、この辺りはリアリティをあえて無視した設定なのでしょう。

最初からずーっと違和感を感じていて、それが最後までぬぐえなかったというのが正直なところ。「ユーモアミステリ」という触れ込みらしいが、自分には全く合わなかった。どの描写も「いかにも狙ってますよ」的なものばかりで、苦痛でしかない。これ全部削ればもっとコンパクトにまとまるのに……と思いながらページめくってた。

館に関する「大トリック」も微妙。現実性が全くないので。もちろんフィクションの世界なので実現不可能なものだって全く構わないと考えているのですが、それだったら実現性とかどうでも良くなるような「理屈抜きで凄い」と感じられるものを見せて欲しい。これは何か中途半端な感じ。
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by fyama_tani | 2008-10-05 11:30 | 本:国内ミステリ