サンフランシスコ滞在5日目(9/13・1)

明日は昼の飛行機に乗らないといけないので、今日が実質的な最終日ですよー。

とりあえず第一目的として、ゴールデンゲートブリッジを目指すことが決まっていた。ただの橋は橋なんだろうけど、世界で最も有名とされていたりする、ってことでせっかくだからと。

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↑ちなみにこれは前日、アルカトラズ島への船の中で撮ったもの。快晴ならば結構遠くからでもはっきり見える。

まずは昨日ヨセミテ国立公園(市街地から車で4時間位。かなりの強行スケジュールになるし、金もかなりかかるのでパスしていた)へ行っていた先輩と合流。そっちにも日本人ガイドがついていたらしく、かなり充実していたようだ。で、開口一番言われたのが、

先「さて、それで残念なお知らせがあります」

俺「はい何でしょうか」

先「昨日は○○さん(同行者)のホテルに泊まって、こっち(俺たちが泊まっているホテル)には今日の朝来たのだが」

俺「はあ(部屋で飲んで帰れなくなったんですかねぇ)」

先「昨日こっちについたのは22時位で、そこからガイドさんの車でホテルまで送ってくれることになったんだけど」

俺「(だったら何の問題も無いじゃん。何で?)」

先「ホテルの場所を告げたら」


「『そんな危ないところこの時間に行けるか』、って言われた」


俺「はい?」


先「どれ位危険なところかというと、すぐそばに麻薬の取引所があるらしい


何だそれは聞いて無いぞ。つうか、2日前その危ない時間よりも更に遅い時間に普通に外歩いてたんですけど。

ちなみに、ホテル周辺はこういうところです。

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やっぱダメだな。この交差点を左に曲がったところがホテル。このまままっすぐ行くのはあまりに危険そうなので行って無い。

帰国した後に本屋でガイドブックを立ち読みしてみたのだが、そこにはこんな記述が。

ユニオンスクエアから西に3ブロック、南に2ブロック進んだ地域は危険なので近づかない事。
うんホテルがあった場所ズバリそこな。

さて、ゴールデンゲートブリッジだが、バスを乗り継いでいかなければいけないので、今まで行った場所の中で最も面倒臭いと言える。逆に言えば最後にふさわしい。そもそもこちらのバスに乗るのが初だし。とりあえずフリーパスがあるので運賃の心配をする必要は無い。あとは降りるタイミング。特に、乗り継ぎがうまくできるかが最大の問題。こっちのバスは案内無しって言うからなぁ……。

頼りになるのはネット上で拾ってきた市街地のバス路線が書かれたマップのみ。まずバス停を探すのから困難。これはバス停が目立たない(そりゃ、電柱に色塗っただけみたいなものもあるんだが、この情報は予め知っていたので特に問題にならず)という意味ではなくて、方向。サンフランシスコ市街地は碁盤の目に整備されていて、歩く分には非常に分かりやすい構成になっているのだが、何故か一方通行が異常に多い。道が狭いならともかく、5車線位あるのに一方通行とかまるで意味分からん。あと標識とかもそっけなく、その割にかなり複雑な優先順位が存在するらしい(昨日のガイドから聞いた)。レンタカーとか借りる方向にいかなくて正解だったかも。とにかく、そういう状況なので当然バスが通るルートも行きと帰りで全然違うなんてのはザラで、逆方向のバス停を見つけたから反対側に渡れば良い、というのは通用しない。

結局、少し先に進めば一方通行が無くなるだろう、という憶測で先に歩き、バスを捕まえる。バスなのに何故か2両編成(広島の路面電車で似たようなものを見かけたような……)。とりあえず、運転手に「ゴールデンゲートブリッジに行きたいのだが」と告げると首を振られる。「何で?」と思うが、他の人が無視って乗ってしまったのと、すぐ出発する勢いだったので「ははあこれは運転中は声かけるなという事だなあ」と作為的に解釈したので、そのまま乗車。行けなくてもどうにか帰ってこられるでしょうと。

そしてどんどん少なくなる乗客。「降りた瞬間撃たれるんじゃね?」みたいなことが脳裏をよぎった頃、突然の停車。

運「終点だ。降りろ。殺すぞ

えだって地図によればこの路線もっと先に進むはずなんですけど。といってもそんな交渉力は無いので素直に降りるしかない。こういう時、一番ある可能性が途中止まりと終点まで行くもの2種類が存在するという可能性。どうやらそれは当たっていたらしく、すぐ先に同じ路線を示すバスが。それに乗ったら更に先に行けた。あと乗り継ぎ場所も何とかなった(バス停は交差点ごとにあるから、降りる場所が分かっていて注意深く外を見ていれば結構どうにかなる)。今度の運転手は割と気さくな方だったのか、降り際、「28番(ゴールデンゲートブリッジへ向かうバス)のバス停はあっちだぜ」と教えてくれた。こっちは何も言っていなかったが、バス停周辺はあからさまに何も無さそうな雰囲気だったことと見た目から明らかだったらしい。そしてそのバス停には確かに観光客らしき集団が。それに乗って10分位でゴールデンゲートブリッジに到着。所要時間1時間強。見積もりよりは早く着いた。

昨日は快晴だったので、遠くからでも見えたゴールデンゲートブリッジだったが、今日の天気はあいにくの曇り。するとここはどうなるか……

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霧。サンフランシスコの代名詞みたいなものですが、これまで結構天気が良い日が続いていたので、視界がさえぎられるほど、ってのは無かった。それがこんなところで。それはそれで凄い印象深いものはありましたが。でもやっぱりというか半端無く寒い。

さて、ここまで来たら橋を歩くしかない。ちなみに車は通行料を取られるが、歩道はタダで歩ける。全長3Km位あって、帰りの交通手段が確立されていなかったので対岸まで渡るということは最初から選択肢になかったけれど(多分この霧じゃ渡りきって何かが変わるということは無い)、行ける所まで行ってみようかと。風がかなり強く、かつ高いので結構怖い。

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↑こんな感じ。もう少し先に行くとフェンスが無くなり、赤い柵(1.5m位)だけになる。

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↑橋から今来た対岸を見る。濃い霧でもう何だか分からない。

施工上の問題なのか何だか分からないが、歩道には数メートルおきに小さな穴が開いていて、そこから下まで見える。で、その穴から見積もるに、歩道のコンクリートの厚さは5cm程度とかなり薄い。よくこんなんで大丈夫ですねぇ。揺れとかは全然無いけど。

結局1/3程度で引き返す。何より寒い。軽くみやげ物屋を見てバスの待ち時間の間にホットドックを買ってお釣りをぼられる。バスで元来たルートを引き返し、フィッシャーマンズワーフ付近でケーブルカーに乗り換え、Lombard St.の所で途中下車。昨日のガイドから聞いて気になっていた場所を回ることに。でもここから先は結構ノープランだ。

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ケーブルカー降車地点。写真が曲がっているように見えるのはカメラが傾いているのでは無くて、道が物凄い坂で傾いているから。 <最初ここまで歩くつもりだったが、あまりに急な坂なので一旦坂を下りきり、ケーブルカーに乗ったらしいですこの人たち

〔補足〕
何だか知らんが、サンフランシスコ市内はいろんな乗り物が走っている。乗り物マニアにはたまらない街なのだろう多分。ここまででそのほとんどを制覇したので、簡単に分類。

・BART
空港から乗ったり、バークレーに行った時に乗ったもの。一番近代的な鉄道。中距離移動用か。フリーパス対象外なのが痛い。

・メトロ
1日目の野球観戦で球場に行くために使ったのがこれ。5路線位走っている。名前から日本の地下鉄みたいなものを想像してしまうが、実際は2両編成程度だったり、地上を走っていることも多かったり(地下にする計画があるみたいだけど)して、路面電車に近い感じ。駅もバス停に毛が生えた程度だしね。何路線も並走しているところでは運転密度がかなり濃く、30秒に1回位の割合で次の電車が来る(ホームが1個しかないから)。案の定詰まることも多い。

・バス
運転手のオヤジが総じて無愛想。普通のいわゆるバスと、電線から電気を取ってそれで走るトロリーバスが混ざって走っている(最初ここに来たとき、「トロリーバスが走ってる!」って言った人がいて、「何ですかそれ?」って俺が聞いたら、トロリーバスも知らんのかみたいな顔をされたが、普通そんなもの知らんよな。俺と同じ疑問を持った人はここを参照)。中心部だと2両編成になっているものもあるかも。車内はことのほか近代化されていて、時刻などが電光掲示板に出る。でも次に止まるバス停みたいな、重要な情報は出ない。それに停車リクエストも、アメリカのバスでよく聞く、壁伝いにかかっている紐を引くタイプだった。

・Fライン(ヒストリックカー)
特殊路線。位置づけとしてはメトロとバスの中間みたいな。メトロみたいな(メトロの路線はJとかKとかアルファベットで表されている)呼ばれ方なので最初駅があるのかと思いかなり探した。実際の停留所はバス停風。特徴は走っている車両。レトロ車両を世界中から(広島から持ってきたものもあるらしい)集めてきて、ここで走れるように修繕、トロリーバス風に改造して走らせているらしい。事実いろんなものが走っているので、その手の人には飽きない光景だろう。2日目、バークレーの帰りにフィッシャーマンズワーフまで行く時に使ったのはこの路線。逆方向にずーっと進むと世界最大のゲイの街、カストロに着く。怖いから行って無いけど(その手の人が怖い、というだけでなく、エリア的にあまり治安が良くないところでもあるので)。

ちなみに、トロリーバスの架線(とでも言うのか?)は良く取れるらしく、一度カーブを曲がりきれずに取れてしまい、動かなくなってしまったバスを目撃した。すると運転手が出てきて、「またかよ、しゃーねーな」みたいな感じで1分とかからず修復、再起動、という感じ。あと交差点では電線がぐちゃぐちゃに交差しているようなところもあって、事故とか起きないのか? と思う。

・ケーブルカー
特に坂が厳しいところを走る。基本的には観光客向けで、地元民はバスを使うらしい。遅い、乗り心地悪い、なのに高いとまさにおのぼりさん向け。死ぬほど混むので始発から乗らないとまず乗れない(定員があるらしく、超過すると車掌に追い出される)。先の写真を見ると、外にせり出して棒に捕まっている人がいると思うが、席に座れなかった場合、ああやって乗るのもアリ。というかそれが名物の一つとなっている。一度その乗り方もしたが、少しだけ乗る分には悪くない。でも終点まで乗りとおすとなると結構大変なような。昨日のガイド曰く、道路においてケーブルカーは全てに優先するらしいが、何かちょくちょく前を横断する歩行者やら車やらに邪魔されて、その都度運転手がキレまくっていた。

他に乗っていないものとして、郊外へ向かうCaltrainとか(これはサンフランシスコの外に出るための鉄道のような気がする)。あとは当局以外が走らせているものでも変なものが沢山ある。

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↑例えばこんなオープン式2階建てのバスとか。ケーブルカー車両を模したバスなんてのも北部で結構見かけたな。

―5日目・2(世界一曲がりくねった坂道、Coit Tower、St. Peter & paul教会)に続く―
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by fyama_tani | 2006-09-17 15:38 | 雑記