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函館で路頭に迷う(1日目前半・10/7)

年前くらいから、「1回北海道行ってみたいなあ」と思っていたのだが、都合がつかなかったり都合がついたと思ったら体調崩したりで叶わず。

最も大きな壁は金銭面だった、とも言う。

でもまあ今後行けるチャンスはどんどん少なくなるだろうし、ということで行くかと。雪が降る季節に行ったら死ぬが、今なら少し寒いくらいだろうと読む。

また、交通手段としてはJR東日本が出している「3連休パス」を選択。3連休限定で、新幹線・特急含めて乗り放題で3日間26,000円。フリーエリアギリギリで函館が入っていることがポイント。これなら行ける。そして元を取るのがかなり困難なものだけど、函館まで往復すれば1万近く浮く。

余談だが、この切符、中高生向けだと14,000円なんですよ。高校の頃に知ってればねぇ……。

プラス、指定席が4回まで取れるということも大きい。ということで購入時に行きの新幹線の指定席を取ろうとしたら、

「もう満席ですね」

「いつの新幹線なら空いてますか(最早計画性も何も無いヤケクソ)?」

「始発から全部埋まっています」

八戸までの「はやて」は全席指定席だから、いきなり八戸までの道を絶たれたわけだ。実際は「宇都宮まで行くつもりで大宮から乗ったら仙台まで止まらないものに間違えて乗っちゃったよ! 全席指定? それって食べられるんですか?」みたいなのを2回繰り返せば(もう一回は仙台―盛岡間、盛岡から先は指定席無しで乗れる)行けない事は無いのだが、それでもデッキに3時間以上立ち続けることは間違い無いので、おとなしく盛岡までは「やまびこ」の自由席狙いで。

つーか、朝早くだったというのもあるのかもしれないが、自由席全然すいてるのね。2席独り占め。同じ車両では3席使って寝てる人もいたぞ。これで指定席は完売だから、いかにおのぼりさんが多いか、って事ですかねえ。

さて、本来ならばこれで普通に特急を乗り継いで函館まで行って観光、という展開になるはずですが、いろいろあったので、長くはなってしまうが函館に行き着くまでを書かせて頂きたい。一文で書くなら、「予定では7時間半位で着くところが何故12時間超かかったか」という事でしょうか。

全ての元凶は、記録的な暴風雨ですね。確かに前日、東京・埼玉は雨風が強くて、徒歩2分のシンポジウム会場に行くのすら苦痛で仕方が無い状況でしたよ。

で、天気は西から東へ移り変わる。これ中学校の理科の知識。

そんなわけで、晴れの東京を発って暴風域の東北地方に突っ込むと。栃木北部辺りから雨が降り始めてきたでしょうか。

そしてまずは新幹線車内の案内版にこんな楽しそうな告知が。

「雨のため、東北本線福島~一ノ関(注:岩手県)間は運転を見合わせています」

って事は宮城県の平行在来線は全滅ってことですか。まあ新幹線は遅れることなく走り、盛岡到着。到着時のアナウンス。

「現在盛岡駅始発の在来線は全て運転を見合わせています。詳細は駅係員に~」

岩手も全滅したみたいです。

この辺になると新幹線にも影響が出てきて、接続先として本来乗るはずだった1本前の新幹線がまだ停車していて、結果的に予定より早く八戸到着。時刻表トリックにありがちな状況ですね。

八戸市というのがまた訳分かんなくて、八戸駅が多数の特急が走ったり新幹線の終着駅だったりするにも関わらず、中心街は1時間に1本あるか無いかという超ローカル先で数駅行った先という感じで八戸駅自体は何も無いところらしい。で、八戸初めてだし、その中心街へと出て飯でも食べるか、というのが当初の予定。

案の定そのローカル線も運休してましたが。

もちろんバスで行く(多分、地元的にはこっちの方が一般的)という手もあったのだろうが、外の様子を見て身の危険を感じたのであきらめる。地ビールを飲むという夢ついえる。

八戸駅構内は本当何にも無くて、みやげ物売りですらコンコースで露店みたいな形で売る、という有様。当然飯を食べるところも限られてきていて、簡単に入れそうも無い。そして函館方面への特急は、至近だとあと20分位。それを逃すと2時間待ち。そこで昼飯を抜く覚悟で至近の特急の自由席狙い(なお、当然だが指定席は全て埋まっている)、無理だったらゆっくり飯食べて気長に2時間待つかと。

結論から言うと、特急のダイヤも乱れていました。動いていただけマシ、というべきか。40分位遅れるということだったので、これなら飯食えるんじゃねえ? と思ったが、その頃には自由席狙いの行列が後ろに数十人単位で出来ていて、引くに引けなくなる。せめて駅弁でも買っておくんだった……。

その甲斐あってか座る事に成功。出発時には通路が立ち客で埋まっていて、車内販売が中止になるほどだった。

でもまだこの時点では良かった。本当に大変だったのはこの後なんですよ。

―1日目後半(野宿の危機を乗り越えて北海道入り、街を歩いて身の危険を感じる)に続く―
by fyama_tani | 2006-10-11 22:44 | 雑記