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函館で路頭に迷う(2日目前半・10/8)

―前記事(1日目後半、野宿の危機を乗り越えて北海道入り、街を歩いて身の危険を感じる)はコチラ―

函館の朝市というとそれなりに有名だったりするらしいのですが、今回泊まったホテルはその朝市の目の前に立つ、というロケーションなのでした。

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↑こんな感じでね。ちなみに泊まったのは東横インでは無い。で、写真にもある通り、「どんぶり横丁」なるいかにもおのぼりさん向けな一角があって、そこで朝食を食べることがおのぼりさんの必須条件らしいので、早起きして行ってきましたよ。

「朝市」=「安い」という刷り込みが一般的にあるのかどうかは知りませんが、ココに関しては単なる観光スポットに成り果てているというか、どんぶり物で大体2000円位したりして、全然割安感がありません。だったら一番怪しいものを食べるに限る、ということで、「活イカ踊り丼」というものを食す(チキンなので一人で食堂内の写真が撮れない)。

店先にイカの生簀があって、そこからイカを捕まえて丸ごと出すという感じで、ゲソより下はそのままの状態でまず乗っているのですが、ここに醤油をかけるとゲソが動きだす、という仕掛けがあるのがウリ。放っておくと丼から出るんじゃない? という位勢い良く動くので結構面白い。一通り遊んだ後は食べやすい大きさに切ってくれる親切設計。丸ごと一匹、というだけあってゴロと呼ばれるイカの内臓も一緒に入っていて、こちらは初めて食べたのだが癖も何にも無く、食べた気がしないというのがかなり意外だった。さばきたてだからかな。

ちなみに、日曜はイカ漁も休みらしく、まあそれ以前にこの暴風雨で漁に出られるかという話もあって、食堂によっては「イカは出しません」と張り紙をしているところもあった。という訳で、生簀に入っているのを捕まえていたからさっきまで生きていたイカだということは確実だけど、いつからその生簀で泳いでいるのかは不明。そしてしばらくしてそのイカも切れる。帰る時に生簀を見たら空になっていて殺伐とした店先になっていた。

朝食後に朝市内を軽く歩いたのですが……、いやあれはひどい。そこらじゅうに呼び込みがいて、何か買っていけと言われ、落ち着いて物を見ることが全然できない。あまりに観光客ナイズされ過ぎているというか、地元民が全く行かないというのも納得。値段も全然ぼったくっていると思うしね。食堂が平均2000円位取るって先に書いたけれど、築地の方がずっと良心的じゃないですかね。

さて、昨日に比べてかなり雨は弱くなったものの、風は強い。でも今日しかゆっくり観光できる日は無い。すなわち外に出るしかない。函館市内には路面電車が走っていて、これが5分に一本の割合で走っているという優れもの。有名どころはこれでほぼ全部回れるから、この時期なんて観光客でごったがえすのではと思ったが、そんなに混んでいない(軽く座れる)。つまり普段はもっと利用者が少ないことが予想されるわけで、でも利便性を考えて(おそらく)赤字覚悟でこの運転間隔を維持している函館市は偉いなーと。3回以上で元が取れるという1日乗車券を駅で購入して、五稜郭へ。

五稜郭といえばその名の通り全体で五角形を為しているという事で有名ですが、それを直に確認するためには高いところから見るしか無い。で、実に都合の良い事に「五稜郭タワー」なるものが入り口に立っているのです。五稜郭内に入るのは無料ですが、タワーの展望台に上るのには800円位かかり、うまくバランスが取れているようです。

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↑五稜郭タワー。まさに展望台のためだけに存在するような造り。1Fは全体がお土産物売り場になっていて、五稜郭内の収入を一手に引き受けるようにできている。

さっそく上ろうと思ったのだが、団体様ご一行に重なったみたいで、朝早いにも関わらず凄まじい行列が出来ていたので一旦撤収。代わりにここに来るまでに見つけていた気になる店へ。

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それがコレだ。「ラッキーピエロ」という、函館市内でチェーン展開するハンバーガー屋。この店の存在で大手チェーン店は進出できない、もしくは進出しても撤退を余儀なくされるという、函館市内では不動の人気を誇る店らしい。店ごとに内装を変えているというのがウリらしいが、基本こんな感じで怪しい。

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これが店内。店のコンセプトは、「エンジェルたちのおしゃべり」だそうな。そこらじゅうにメニューのPRビラが張ってあるのと合わせて軽くカオスだ。

この店のもう一つのウリが、全メニュー注文を受けてから作り始める形式を取っているというところで、ベタに一番人気らしい「チャイニーズチキンバーガー」(早い話がから揚げバーガー)を頼んだら席で10分近く待たされる。肝心の味は……、悪くは無いけれど特筆するほどおいしいわけでも無い、という所。値段もそこそこするので、東京に進出しても微妙かなぁとは思う。ご当地チェーンとして、観光の記念に行くのには非常に良いところだと思う。あと俺が入った時(10時位)はまだ空いていたが、その後ガンガン客(観光客も結構いるのだろうけれど)が入ってきて、まだ昼時でも無いのに満席になっていた。早く行って良かったと思う(一応持ち帰りもできるけどね)。カレーやらスパゲティやらもあるので、今度はちゃんとした食事として行ってみたいかも。

さて、五稜郭タワーだ。とりあえず上ってみて全景を見てみたよ。

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結局カメラのフレームには入らないみたいな。

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別なアングルから見れば函館市内が見える。円形の建物は函館美術館。特設展でディック・ブルーナ(ミッフィーをデザインした人ね)展をやっていたっぽいのだが、1000円近く入館に取られるっぽかったので結局入らず。

一応展望室内には箱館戦争に関する解説がそれなりに充実していたので、それを適当に読みながら。戦況を決める大きな要因の一つとなったのが旧幕府軍所有の新鋭戦艦の沈没らしいのだが、その理由が天候の読み違いによる座礁(早い話が自滅)というのが何とも。

その後、実際に五角形の中に足を踏み入れる。朝はほとんど降っていなかった雨がここに来てまた降り出し始めてかなり鬱。風はまるで弱まる気配が無いし……。

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↑五稜郭の設計者である武田斐三郎を記念して造られたもの。頭をなでると頭が良くなる、という噂が流布しているらしく、その結果不自然に頭の部分が光り輝くという楽しいことに。

途中、市が運営する資料館でいろいろ見たりして、適当に歩いていたら外周一周の道に迷い込み。入り口が一箇所しかなくて結局あの五角形を一周することに。晴れていれば問題無いのだが、風が強い、雨も本降り、結果道がぬかるんでいて非常に危険、という、自分の在り方を考えさせられる展開に。

そんなことをしているうちに昼。有名な函館の塩ラーメンにおいても、最も有名な店であると評判の「あじさい」という店の本店が実は五稜郭のすぐ近くにある。ということでそこに行くしかない。

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まあ行列なんですが(実はこの写真を撮ったのは食べてきた後で、14時位。店の前に20人くらい並んでいた)。更に、この店は2Fにあるので、実は2Fの入り口から階段まで全部並んで外にまで来ている、という事に他ならない。すなわち、建物の中に入ってからもかなり待たされる。

つうか、店側が恣意的に行列を作っているようなフシもあって、その証拠に出てくる人間と入っていく人間がまるでつりあい取れていない。2人分空いて、行列の先頭が4人グループで一緒じゃなきゃやだ、と言っていて、その後ろに2人組がいたらそっちを優先的に入れてしまえば良い(というか、それが普通の対応)ところ、入れないから自然に待ち客が溜まる。あと、1人客には荷物置き用として1席多く当てられる。そんなことするスペースあったら一人でも多く入れてあげれば良いのに。

これで函館ラーメン2食目だが、何となく特徴が分かった気がする。普通こっちで食べるような塩ラーメンとはかなり違い、薄いダシに塩を溶かしたものを飲んでいるような感じ。ちょっと私のようなバカ舌には合わないのかもしれない、と感じる。

とりあえず食事面のポイントはこんな感じで押さえつつ、次は別のスポットで残りを押さえに。

―2日目後半(元町地区、ベイエリア、やきとりという名の豚串)に続く―
by fyama_tani | 2006-10-21 15:49 | 雑記