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関西付近を微妙に彷徨う(7日目・3/30)

―前:6日目3―

和歌山って何があるんだろう?

大阪の隣にある和歌山ですが、今まで一度も足を踏み入れたことが無かったのでここは是非行っておきたいなと思った。でも和歌山市街の情報とか調べてもあんまり良さそうな観光地が見当たらない。次は交通手段をJRにこだわらずに調べていたら、なんばから私鉄(南海)の特急で高野山に行けることが判明。片道2000円かからないし、2時間くらいで行けるのでじゃあそこにしよう、と思った。

ちなみに、こっち戻ってから高野山に行った話をして、「それ近いの?」って聞かれて「まあ大阪から2時間くらいですから近いですよ」と言ったらその場の全員に「それは遠い」と言われた。いいじゃん暇人なんだから。

さて、せっかくホテルでネットが使えるのだから、と前日少し真面目に時刻表を調べてみたら、別に特急使わなくても良いじゃんということが判明。特急料金分、往復で2000円くらい浮くので極めてお得。昔成田空港行くのにスカイライナーでやられたことがあるが(時間的にほとんど変わらない追加料金無しの「特急」に乗れば半額くらいで行ける)、それと同じ轍は踏まずに住んだ。

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↑勝ち組と負け組の分かれ道。左に乗ると特急料金取られる。その2分後に発車する右なら特急料金無し(到着は20分くらい遅くはなるけどね)。

和歌山に入ると山が多くなってくる。「高野下」といういかにも山のふもと的な駅を超えると完全に山登りの感覚。大丈夫か? というくらいにレールをきしませて電車が走る。ちなみに、「高野下」駅でしばらく止まっていたのでホームに下りて時刻表見たら上り方面の終電が23:46だったよ。何も無い駅でこの時間は驚異的。

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こんなところを走る(写りこみが汚いが)。宗教の力って偉大。ちなみに、こんな場所にも駅があって、当然の如く周りには何も無いのだが、ちゃんと駅員がいるというのが凄い。更に高校生らしき人が乗ってきたりもした。

で、これで終点まで行って観光、とはならないんですよ。ここからは電車が入れない領域とばかりにケーブルカーで上に登ることになる。

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これはケーブルカーで登りきったところを上から。坂の写真って撮るの難しいなあ……。

登って終わり、と思いきやまだ先があった。主要施設があるエリアまではここからバスに乗らなければならないんだとよ。とりあえず最初は道分からないからおとなしく乗って(ちなみに、なんばから電車→ケーブルカー→バスは全て接続が考慮されているので、無駄な時間がほとんど無いのはありがたい)、帰りは(バスの本数が1時間に1~2本程度だったので)歩くかと思ったのですが、かなり急でさらに曲がりくねった坂を10分以上走行されてそれは大きな間違いだったと思った。まあそれ以前に、このバスが走る道ってバス専用道路で歩行者すら通行を禁止されているんですけどね。何だそれ。というか高野山に行くこと目的に作った路線(これは本当らしい。じゃなきゃこんなとこに電車通さないか)だったら最初からそこまでで路線整備しろよ。無理だったのか?

とりあえず立ち読みガイドブックのおぼろげな記憶によれば、「大門」なるところからメインストリート沿いに坂を下るように歩いて「奥の院」まで行くのが良いということだったので、それで。といっても「大門」行きのバスは1日に数本しかなかったので途中から歩くしか無かったのだが。1km位。そして大門から奥の院までは3km位あると。全体を通して、観光客の利便性なんて全然考えませんよー的な態度に感動。

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大門。阿吽の両像が脇を固めていて、結構迫力ある。でもそれなりに歩かなければならないので、ほとんど人気が無い。夜はライトアップしそうな予感(それらしき装置があった)。

次に宝物館らしきところに行きましたが、ここの仏教関係の展示品は下手な博物館なんかよりずっとクオリティがあると思いました。さすが真言宗の総本山。ちなみに、高野山大学大学院の通信教育過程の募集がされていましたよ。日本発の密教を専門とした通信制大学院だとか。興味のある人は是非。何故か放送大学のパンフレットもあった。カオス。

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そしてこれが教科書の定番、真言宗総本山金剛峰寺ですよ。何かお経らしきものを唱える一団(青服の首領と白服の集団)がいて、それっぽかったので写真に撮ってみましたよ。足並みがそろっていそうに見かけて、後ろの人はやる気無さそうに姿勢を崩したりしてましたが。

しっかし、それなりの観光客が来る場所だと思うのだが、まるで歓迎します、という感じが無い。お土産屋もあるにはあるのだが、どこも活気が無いし、バスの運行状況が悪いというのもそう。多分このエリアはここだけで完結していて(高野山系の学校だってちゃんとある)、ここに来た人はみなここの一員、だから殊更にもてなす必要は無いという考えがあるのだろうな。実際、高野山は宗派に関係無く誰でも受け入れるという考えらしい。 <団体客へのガイドの横聞き

あ、でもお坊さんが普通に英語で外人に説明しているとか見ると、時代は進んだなあという気がします。私は何故こうも英語ができないのでしょうか。

どことなくこの街はカオスだ。「かるかや堂」なる、出家して高野山にこもってしまった父に会うために高野山を登った息子が、父とは知らずに修行中の坊主に会い、父の方は息子と分かりながらも山のしきたりからそれを明かさず、(お前の父親は)死んだと嘘をつき、それを聞いて世をはかなんだ息子はその坊主に弟子入りする形で出家して、実の親子でありながら師弟関係として一緒に仏門に精進しましたとさ、というハッピーエンドなんだかバッドエンドなんだか良く分からないお話を展示したお堂があり、そこに並列されていた英訳の「坊主」がことごとく「bonze」となっていたり、街中に「○○君(高野小3年) ルービックキューブ日本大会優勝」の垂れ幕があったり。やっぱり仏様のご加護か。

それはさておき、奥の院へ通じる道はこんな感じ。

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まあ早い話が墓地なわけで、かなり鬱蒼とした雰囲気です。そして物凄く寒かった。やっぱ何かあるのだろうか。

ここには歴史上の人物がいたりもするのですが、何しろ多かったのが企業関係のお墓。従業員のうちの物故者を祀ったものらしい。目に付いたところではグリコ、ヤクルト、シャープ、日産とか。企業イメージをお墓の形に託す、というパターンが多いらしく、ある会社(名前チェックせず)はロケットの形をしていましたよ。更に良く分からんのが、「社団法人 日本しろあり対策協会」なる団体が作ったもの。石に大きく「しろあり やすらかにねむれ」と書いてあった。この辺かなりウケルが流石に不謹慎かなと思って写真は撮ってこなかった。是非実物を。

そういったエリアを20分近く? 歩いてようやく奥の院。奥の院は地下に入れるようになっていて、そこにはいろんな人が奉納した燈籠と、それに対応する坐像が並べられていたのだが、その数数万。壮観です。当然撮影禁止なので撮れませんけれど。

ちなみに、先のケーブルカー駅まで戻るための最寄バス停「奥の院前」からここまで歩いて30分くらいかかった気がする。だから、何も知らずに最初ここに来てしまうと、奥の院だけ回って満足して帰る、ということになりかねない。それは勿体無いから何かしらのフォローが欲しいところだ。

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ケーブルカー待ちの間に撮った写真。夕暮れ時の高野山。

なんばに戻ってからはここで食事。

だいすきや なんばCITY - ぐるなび

この辺りでは割と評判が良い感じの回転寿司屋。席に案内されてからいきなり居酒屋よろしく「飲み物かお味噌汁のご注文はありませんか?」と聞かれたのがちょっと新鮮。普通なら軽くスルーするところだが、今回は味噌汁をチェックしてみたかったので注文。回転寿司って基本的にサイドメニューを頼むのに敷居が高くなる感がでてしまうので、この形式は他の店も取り入れたほうが良いと思った。それでも俺は普段だったらスルーするけど。

味は普通、というか値段相応でしょうかね。105円皿のマグロは解凍不十分で出てきて、525円皿の炙り三種は結構美味い、とかそんな感じ。わざわざ大阪で食べなくても……、というレベルでした。大阪ではやっぱり生魚よりもっとジャンクなものを食べた方が良いですね。

そして帰りに高めのお惣菜を購入し、酒飲んで大阪最後の夜は終了。

―次:8日目―
by fyama_tani | 2007-04-15 16:13 | 雑記