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観光客の目で宇都宮を視る(1日目3・4/7)

―前:1日目2―

さて、よりディープなサイドに突入です。

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オリオン通り(宇都宮で一番栄えてる、ということになっている、人のいない商店街)沿いにある謎の焼きそば屋。下野新聞社(栃木の地元紙)が出しているガイドブックにすら「屋号不明」と書かれているが、今回ネットで調べて、「住宅地図でこの場所が『安藤』となっている」という情報を入手。ネットの力は偉大。

それはさておき、宇都宮は焼きそばの専門店も比較的多い(が、横手とか富士見に比べて特徴と言える部分が無いのでメジャーになれないのだと思う。餃子という十字架もあるし)。それを象徴するような凄まじく怪しい佇まい。ちなみに、この店の裏側はいろんなデパートが入っては潰れ、最終的に何を間違ったか渋谷109の支店が入って建物ごと潰されて今は空き地となっているのですが、そんなのお構い無しに営業しているというのは凄い。今回は餃子が目的だったので入らなかったが、焼きそば縛りというのもアリかも。

あと、焼きそば屋というと、昔さる友人から「やきそば おやじ」という店が凄いという話を聞いていて、記憶が正しければ文化会館付近の細かい路地の間にある汚いコンクリートの建物の壁に下手くそな字ででっかく(多分黒スプレーで書いたのだと思う)「やきそば おやじ」とまんま書いてあったのを見つけ、これは凄いと思いつつ一度も入らないうちに潰れた、というのを思い出すのですが、誰かこの店知ってる人いますかねえ? (もう10年くらい前の話です。年、とったな)

餃子に戻る。

ネットで調べていたところ、「夕方からしか開いていない」「水・日と週2日休む上にそれ以外の時も気分次第で休む」「そもそも一日2時間くらいしかやっていないんじゃないかと」「当然餃子会には加盟してないし、取材も受け付けていない」「飲み屋街のど真ん中にあってメニューが餃子しかない(正嗣タイプ)」という物凄い店の情報を見つけた。同時に、「宇都宮餃子といえばこの店以外考えられない」という地元民も多いということを知った。所詮似非ですよ自分は。

5. 餃子の店 香蘭

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↑営業モード

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↑閉店時(改めて昼間に撮影)

どぎついピンクの看板、それを照らす強い照明、「餃子」の赤提灯、飾りも素っ気も無い引き戸……どう見てもいかがわしい飲み屋です。店内はカウンターのみで、人が座るとそれより奥に行けないほど狭い。調度品は基本ボロイし、自分が座った椅子はかなりがたついていたが、それなりに手入れされている印象(神保町辺りで、目立たない場所にあるくせに凄まじく混んでいる店にありがちな雰囲気)。テレビはあるようだが、位置的にあれは店のオヤジが個人で見るためだな。

メニューは「正嗣」タイプ。あっちか焼と水であるのに対し、この店は焼と揚。一つずつ注文。

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焼餃子(実際は6個)。かなり強い火力で焼いていた、という印象。一部揚げっぽくなっている。それに呼応してか、揚げ(写真無し)はかなりしっかり揚げられている。結構時間が経っても中までアツアツ。このレベルの揚餃子は中々食べられないかも。逆に焼だったらみんみん・正嗣系の方が好きかなあ。慣れの問題はあるかもしれないけれど。同じ焼きでも系統は別だと思う。

宇都宮においてある程度名の通った餃子屋に共通する要素として、ラー油が自家製ということが挙げられるそうですが、ここもそうで、結構辛めだった。これが揚げに合う。すなわち、どんなラー油を出すかというのも大切な要素であり、どんな店の餃子でも同じラー油で食べなければならない(自信は無いが「みんみん」のものをそのまま流用してる?)「来らっせ」はこの点に大きなハンデがあるだろうな。

この店の営業時間は16:00~。焼きだけなら15:00からやってるという話もある。何で揚げが1時間遅くなるかは不明。定休日は水・日。ただそれ以外にもかなり休みが多いらしい。実際、途中持ち帰りを買いに来ていたおばさんは「土曜もやってるんだねえ」って言ってたし。それに対する答えは「土曜もやってるよ~何も用事が無ければ」だった。だから土曜やっていたことに関してその偶然に感謝しなければならないのかもしれない。

この次の店に行くときにまたこの店の前を通ったのだが、19時前だったにも関わらずもう閉まっていた(「餃子」の赤提灯がしまわれていた)。というわけで「2時間くらいしかやっていないんじゃないか」というのはあながち間違いでも無さそうだ。

これは推測だが、この店の夫妻が生活するために必要最低限の稼ぎを出す量しか儲ける気が無いのだと思う。だから、そのために店舗を拡大したり、メディアの取材を受けたりすることはそれ自体がナンセンスで、昼間仕込みして夕方から2時間くらいで売り切る量をぬるく続ける(もちろん、営業時間中は常に客が回転し、行列ができることもあるそうなので、大変な仕事だとは思うが)程度がちょうど良いという結論なのだと思う。それならば他に用があれば軽く休みにしてしまうというのも納得がいく。そして、夫妻が餃子を作る気をなくした時に、ひっそりと無くなるのだろうな。みんみん・正嗣はあれだけ支店があるからこれからもどういう形にせよ続いていく感があるのに対して非常に対照的。10数年後には「伝説の店」みたいな言われ方がされるかもしれない。

そこからより飲み屋街としてのレベルが上がる区画に入ったところに最終目的地が。

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こんな昭和を思わせるような店が立ち並ぶ(これは昼)。

6. 中華園

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この店には餃子でないものに期待していた。その家常麺(手打ち煮込みそば)なるものと、餃子を「高いなあ(500円)」と思いながら注文。

ネット上のレビューでは「ラーメンのようでラーメンとは明らかに違う、不思議な食べ物」という書かれ方がされていた家常麺、手打ちという表現に違わず、注文を受けてから麺を切り出し、煮込んでいた。

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こんなのでした。幅広麺。そしてボリューム大。見た目に色の起伏が無いので分かりにくいが、野菜や干し海老が結構大量に入っている。スープはかなりあっさり目で、若干物足りない。それから数分して餃子到着。

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でかっ。

1個が今までに食べてきた店のそれの大体3倍くらいあると。

結論:そんなに量が食えるか

あと、個人的に一口で食べられない大きさの餃子ってあまり好きではないんですよー。というか、これくらい大きくなるとどうしても皮が厚くなるので、皮の主張が強くなるのが駄目、ということかもしれないけれど。そして、家常麺の麺は注文を受けてから伸ばしていた、ということは、結局餃子の皮と同じもの使ってんじゃん、というオチ。結局かなり無理矢理餃子は詰め込むも、家常麺は残しました……。味に起伏が無いというのもツライ点。

言い訳ではないが、別に普通に入ったとしてもかなりきつめの量だと思う。メニューだけ見ると割高感ある価格だが、量を考慮すれば妥当かも。飲み屋街のど真ん中にある割には明るく綺麗な店内で、家族連れも多い。1人1皿餃子を頼んでいた家族(もちろん、それ以外に一人一人別な料理を頼む)がいたが、そんなに食えるのか?

そんなわけで物凄く胃が痛い夜。

―次:2日目1―
by fyama_tani | 2007-04-15 16:30 | 雑記