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観光客の目で宇都宮を視る(2日目2・4/8)

―前:2日目1―

プチ氏家ツアーも終了。再び宇都宮へ戻る。といっても、やっぱり胃は限界なんですよ。ただ時間はまだ余裕があるので、かなり迷った挙句に、あと1軒だけ入ろうと。

8. 餃天堂

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西口駅前すぐ。という抜群の立地条件ながら、結構地味な印象がある。実際、客の入りは結構微妙だった。店員さんの動きは悪くない。席に座ると水ではなく、冷茶が置かれる。いきなり緑の飲み物が来たのでびっくりしましたよ。粉茶だと思うが、こういう小技が効いているのはプラスポイント。焼1人前と半ライスを注文。ここまで来て初の餃子ライスです。予め「10分くらいかかりますがよろしいでしょうか?」と聞かれる。確かに、焼き方によってはそれ位時間がかかるものであるからこういう心遣いはありがたいと思う。

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↑特徴的な形。一口食べると肉汁がかなり出てくるのだが、これは完全な仕込み系ですな。これ、熱いうちには問題ないのだが、最後の1個くらいになってくるとくどく感じてくる。多分ここが有名店に対して越えられない壁。タレとしてマヨネーズがあるのも珍しく、ではと試してみたが私には合わなかった。

他店とちょっと違う切り口で勝負する、というのは理解できるし、それを大きく外しているわけでも無いと思う。そして店内の雰囲気も悪くない。では何故ここが人気無いのかというのは、これは完全に値段がいけないでしょうね。餃子1人前420円は宇都宮物価としてはかなり高いですよ。何とかならないものなのかねぇ……。

もう良いや。帰ろう。

9. 宇都宮餃子館(おみや)

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ここは完全な後乗りチェーン店ですな。確かウチの町(氏家)出身で県会議員やってた人がボスだったと思う。その人、自動車学校の経営にも関わっていたはず。ちなみにそこの自動車学校は、付加設備が何も無い代わりに教習料が安く、更に楽に免許が取れるということで県外から来ている人も結構多かったです。初心者時に危険運転で摘発される人間が極めて多いと県警に目を付けられていることでも有名。私はそんなところで免許を取ったので免許を持っていても車が運転できないのです。

駅近くにも数店存在しますが、この怪しげなキャラクターの像がある店(大通りの入り口にある)が一番目立っているか? 「スタミナ健太君」だかなんだか知りませんが、目がイッているのには何か深い意図が。事前リサーチによればこの店は朝の6時半からやっているらしく、当初は「朝から餃子」というこれまでの生き方を深く反省しなければいけないのではないかと思わせるような試みをしようと思っていたのですが、前日食べすぎであえなく断念。

で、実際入ったのは駅構内にある店です。テイクアウトでこんなものを購入。「テイクアウトのみでこれくれませんか」って店員に言ったら、「ハァ?」って顔されたよ。

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餃子おむすび。3個セット。最早何がしたいのか分かりません。おにぎりの上に餃子がのせられて、のりで巻かれている。微妙にしそ系の味付けもされているかな。で、タレが一緒に付いてくる。これをつけながら寿司のごとく食え、ということらしい。餃子に味をつけるというのではなく、あくまでこういう形にこだわったのが良く分からない。つうか、店で食べるなら普通に餃子+ライスで良いじゃん。テイクアウトして弁当として食べることを想定しているのなら方向性は悪くないと思う(合わない組み合わせでは無いですしね)。でも注文してから出てくるまでに時間がかかる(10分近くかかる)のはマイナス。作り置きで良いから、テイクアウト専用としてもっとアピールする戦略に出たほうが良いと思う。

当然帰りの電車の中で食べるというようなことは無く。せっかくなのでグリーン車で帰る。宇都宮線の場合、グリーン券を買ってまでといううまみが出てくる距離となると、ほぼ全線乗り通しというくらいしか考えられないのではないかと思う。すなわち、客の出入りは極めて少ない(宇都宮で乗った人はほとんどが大宮より先まで行くし、逆に乗ってくる人はほとんどいない)。更に新幹線のようにホームに面したドアとの間に一枚内ドアがあるから、停車時の外の様子が分からない(これは乗り越す危険性も高まることを意味しているが、終点まで行く人ならば全く問題ない)。結局、熟睡するには物凄くうってつけな環境というわけですね。土日(平日より安く買える)で凄い疲れてる時だったら積極的に使ってみてもよいかもしれませんねえ。

まとめ。

何故ここまで宇都宮=餃子というイメージが定着したかという点に関して、「他にアピールできるものが無かった」という点からできる限り目をそらした現実逃避的な視点から考察。まず第一点は東京から実質電車一本で行けるという地の利だろう。在来線でも行けるギリギリの距離だからこそ、費用を抑えつつ、ちょっとした観光気分を味わうことが可能になる。そして、餃子という普通メインメニューにならないものだからこそ、多店舗の食べ歩きを気軽に行える。これが例えばラーメンやどんぶり物だったら、1日に何店舗も食べ歩くのは常人では厳しいだろう。しかし、餃子は普通サイドメニューとして頼まれるもの。ライスなどを排し、餃子だけ注文すれば1店舗当たりで食べる量は大したこと無い。加えて、昔からの有名店が「餃子が小ぶり(=1人前当たりの量が少ない)」「餃子以外のメニューがほとんど無い(=堂々と餃子のみを注文できる雰囲気にある)」という特徴を有していたことも追い風につながったと考えられる。

次に地元にもともと根ざしていたかどうか。これの尺度となるのは、味ではなくて値段であると思っている。「宇都宮に餃子を食べに行ったけど大しておいしくなかった」というような意見がネット上で多数見られたが、そりゃそうだろうと。みんみんで220円、正嗣に至っては170円という値段に代表されるように、わざわざ「宇都宮は餃子の町」と負のアピールをする前から地元民に知られている店は軒並み他地域のそれに比べて安い。博多に行くと死ぬほどラーメン屋はあっても、1番客が入っているのはプレハブみたいな怪しいたたずまいの元祖長浜屋(400円、替玉50円)だというのと同じことだろう。

みんみんの行列に並んでいたときに、近くにいた客が非常に興味深い発言をしていた。「これって大勝軒っぽくね?」。決して目立つ場所にあるわけでも無いのに開店時は常に行列、それなのに店内はお世辞にも大量の(しかも一見さんも多いだろう)客をさばくためだとは思えない昔ながらの食堂的な配置。流石にあちらには及ばないと思うが、その意図は分からなくも無い。すると、すぐ近くにあって、取材を一切受けずに餃子のみを作り続ける正嗣はさしずめ二郎といったところか。まあ大勝軒も二郎も系列店含めて一回も行ったこと無いけどな。

同じような試みを何かの形で都内でやってみようと思ってます。いつまで東京にいられるか分からんし、名所をめぐるなら今だー、と。
by fyama_tani | 2007-04-15 16:47 | 雑記